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2003.11.06
サスペンジョン用ブッシング(軸受け)にフェラーリレーシングチームがトーロン®(ポリアミドイミド)を使用
この度トーロン®(ポリアミドイミド)がレーシングカー、フェラーリ360GTのサスペンジョン用ブッシング(軸受け)に採用されました。

このブッシングはサスペンジョン部の上・下部に合計8個装着され(写真参照)、過酷なレース中に無潤滑、メンテナンスフリーの状態で過大な負荷がかかります。これがもし摩耗するとサスペンジョンの構造体が水平方向に動き、その為にタイヤの摩耗が加速される事になり、コーナリングやブレーキングでの安定性が損なわれハンドル操作に悪影響が出ます。

トーロン®を採用するまでこのRisiチームはレースごとにブッシングを交換する必要がありましたが、トーロン®4435が使用されて以来Sebring、Daytona、ルマンなどの4つのレースを経てもブッシングは摩耗ゼロの状態を保っていました。

又、このトーロン®製のブッシングは圧入してサスペンジョンに装着します。その際に相当な衝撃がかかりますが、破損、摩耗、変形を起こす様な事もありません。

このブッシングは米国、テキサス州のDrake Plastics社にてシームレスチューブに異型押出成形されたものです。同社はトーロン®の受注品の専属押出成形メーカーで高性能な特性が要求される航空ミサイルの部品からスノーモービルのクラッチローラーなどを製造しております。

トーロンRは無潤滑や高温(260℃まで)などの過酷な環境でもずば抜けた耐摩耗特性を示す事で知られています。この材料は高い剛性、靭性に加えて金属に近い線膨張特性をもつ事から寸法合わせやクリアランスの問題が解決され、その結果金属から切り替えられた例が多数あります。

ブッシングだけでなくトーロン®は自動車、航空機、産業機械類に使用されるベアリング、シールリング、スラストワッシャ―、摩耗パッド、ファスナー、断熱材などの回転したり、摺動する部品に広く採用されております。

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